離婚協議書とは違う?離婚公正証書の必要性とは
2024/05/03
結婚生活が上手くいかずに離婚を考える場合、離婚協議書や離婚公正証書を作成しておくことでのちのトラブルを回避できます。離婚公正証書には、離婚の原因や財産の分与、子供の親権などが記載されているため、将来に渡ってトラブルを避けるためにも重要な書類です。この記事では、離婚公正証書がなぜ必要なのかや手続きのポイントについて詳しく解説します。
目次
離婚公正証書とは何か
離婚公正証書とは、離婚後の夫婦間の財産や子供に関する協議内容を取り決め、公証人が作成・署名し、正式な文書として認められるものです。行政書士や弁護士、司法書士などの法律関係の業者が作成をサポートします。証書の作成には、互いの合意が必要となり、内容が合意されたら公証人が作成し、当事者が署名・捺印を行います。離婚公正証書は離婚協議書よりもさらに、金銭面での問題解決に強い効力があります。訴訟においては、証拠資料として提出される場合もあります。離婚公正証書は、夫婦が離婚した後の財産分与や子供の養育費について、明確な合意を取り決めるために必要なものであり、スムーズな離婚手続きに有効な書類です。
離婚公正証書の必要性
離婚をする場合には、離婚届を提出することが必要ですが、そのほかにも離婚公正証書を作成することで金銭的トラブルを回避できます。離婚公正証書とは、行政書士や司法書士などが作成をサポートし、公証人が認証をする法律文書であり、夫婦の間で合意した離婚内容や親権者、養育費などが明記されたものです。この離婚公正証書がなければ、仮に離婚届を提出しても、後々トラブルが起こる可能性があります。例えば、親権者や養育費の支払いがどういった形で行われるかについて、何らかの追加合意があった場合に、それが公正証書に記載されていないと、後々トラブルになった際に法的な根拠が示すことができず、問題が解決できなくなる可能性があります。そのため、離婚をする場合には、離婚公正証書を作成することがのちのトラブル回避には有効となってきます。行政書士や司法書士などが適切なアドバイスをして、トラブルのないスムーズな離婚を進めることが必要です。
離婚公正証書に含まれる情報
離婚公正証書は、離婚を成立させるために必要な公正証書の一つです。この証書には、離婚に関する重要な情報が含まれています。例えば、離婚の日付や原因、財産分与についての内容、養育費の額や支払方法などが含まれます。さらに、財産分与の際には、それぞれの配偶者の所有する不動産、預貯金、株式などの資産や、借金などの債務についても明記されます。このように、離婚公正証書には、離婚に関する情報が詳細に記載されています。行政書士は、このような公的文書作成に関して専門知識を持ち、そしてこの離婚に関わる財産分与や養育費などの問題解決に関して当事者とともに協力し、スムーズに進めます。