行政書士がサポートする離婚公正証書と年金分割
2024/06/01
離婚に際し、夫婦間での年金の分割は重要な問題です。適切な手続きが取られない場合、後々深刻なトラブルを引き起こすこともあります。そこで今回は、離婚公正証書による年金分割について、行政書士の役割や必要な手続きについて解説していきます。離婚を検討される方は、是非参考にしてください。
目次
離婚公正証書とは?
離婚公正証書とは、離婚手続きにおいて作成される公的な書類のことです。離婚公正証書には、離婚の当事者の氏名や生年月日、また財産分与や養育費の取り決めなどが記載されます。この書類があることで、離婚後に生じるトラブルや紛争を予防することができ、法的な保障となります。離婚公正証書は、離婚後にも重要な書類として扱われます。例えば、強制執行認諾の条項を入れておくことで、将来、養育費等の支払いが滞った際に、夫の給料等の差押えにより、優先的に養育費を受け取ることが可能となります。離婚公正証書の作成には、正確な情報の提供が必要です。行政書士が専門知識を持ち、スムーズな手続きをサポートします。
年金分割とは?
年金分割とは、夫婦の共同生活が解消された場合、夫婦が共同して貯めてきた年金を按分する制度です。この制度は、夫婦が共同で築いた資産を公平に分割するために導入されたものであり、年金分割を利用する場合、年金事務所での手続きなどが必要なため、行政書士のサポートを受けることでスムーズな手続きができます。
年金分割の必要な手続きとは?
年金分割とは、夫婦が離婚する場合に、お互いの年金を按分することをいいます。この場合、必要な手続きには、離婚が成立する前に、年金分割の申請を行うことが含まれます。具体的には、所管の年金事務所に対してまず、「年金分割のための情報通知書」を受け取るための手続きを行います。この手続きは離婚成立前でも離婚後でも手続きができます。ただし、離婚後に年金分割を行えるのは、離婚成立日から満2年以内です。
具体的な手続きについては、専門家の意見を聞くことが大切です。行政書士などの専門家に相談し、スムーズな手続きを進めましょう。