年金分割には複雑な手続きが必要?離婚公正証書の作成方法も解説!
2024/06/12
離婚公正証書による年金の分割には、複雑な手続きや要件が必要なため、行政書士の助けが必要です。離婚後は老後の年金受取額が減少してしまうなど不安が生じます。今回は、行政書士が解説する、離婚公正証書での年金分割のポイントについてお伝えします。
目次
離婚公正証書とは何か?
離婚公正証書とは、離婚手続きを行う際に作成しておくと金銭面で安心を享受できる公的な書類です。 離婚公正証書には離婚の条件などが記載されます。財産分与や養育費の支払い額などが詳細に記載されます。 離婚手続きにおいては、離婚公正証書の作成を行っておくだけで、離婚後の生活費についての不安を多少なりとも払拭することが可能となります。行政書士に相談し、正確かつ迅速に作成することをおすすめします。
年金分割とはどのような方法で行われるのか?
年金分割は、離婚した場合に、将来年金を受け取るまでの年齢まで配偶者と一緒に生活をしていれば受け取れたはずの年金を按分することです。この年金分割は、年金事務所で手続きを行う必要があります。 年金分割は、夫婦合意によって行われるため、夫婦双方が合意していることを証明する書類の提出が必要となります。そのために必要なのが、年金分割について定めた公正証書等です。年金分割は、離婚に伴うあらゆる問題の中でも最も長期にわたる問題となります。行政書士等の専門家に相談し、離婚後も老後の安心を手に入れることがです。
年金分割のために必要な書類は何か?
年金分割を行うためには、必要な書類があります。まずは、年金分割のための情報提供請求書を提出します。これには、相手方の基本情報や分割方法などが記載されている必要があります。また、戸籍謄本や本人確認書類も提出する必要があります。年金分割の為の情報提供請求書提出後、約一か月後に年金事務所から年金分割通知書が交付されます。離婚公正証書、離婚前の合意書、裁判所の判決書など、離婚に関する書類も必要になります。これらの書類が不足している場合、手続きが進まないことがあります。また、専門的な書類であるため、行政書士に相談することがおすすめです。行政書士が必要な書類を整理し、手続きをスムーズに進めることができます。
公正証書作成の際に注意すべきポイントは?
公正証書は、 作成する際には、当事者双方の同意が必要となります。必要に応じて、内容についての説明や確認を行い、納得のいく形で公正証書を作成しましょう。 最後に、公正証書は重要な書類であるため、正確で誤りのないよう細心の注意が必要です。作成後には十分な確認を行い、可能であれば専門家のチェックを受けることが望ましいです。